フェアトレードチョコレート

昨日の記事ではチョコレートについて書きましたが、チョコレートを買う時に、もう一つ考えたいことがあります。それはフェアトレードです。今私たちが食べているチョコレートがどこから来ているのか、考えたことはありますか?誰がカカオ豆を作っているのでしょうか?

chocolate bark

カカオの木を育てるのは大変な労働です。カカオ豆は繊細な作物なので、カカオ農家の人たちは風や太陽、虫や病害からカカオの木を守らなければなりません。丁寧に育てられたカカオの木は約5年目で成木になり、約10年ほど実をつけ続けます。しかし、このような重労働にも関わらず、カカオ農家はほとんど利益を得られず、利益のほとんどは製造業者や小売店が得ているのが現実です。

カカオを使った製品の需要が高まっているので、カカオ豆の国債価格は上昇しています。しかし、病害でカカオの木は影響を受け、低利益のせいでカカオ農家の数は減っています。農家の人たちはカカオ豆の値段の上昇の恩恵を受けられない上に、生産コストは上がり、それに見合った収入を得られない状況です。

cacao beans

フェアトレードは組合や地域の経済的、社会的、環境的開発のために使われる資金であるフェアトレードプレミアムの支払いを通して、カカオ農業をより持続可能にする手助けをしています。

またフェアトレード最低価格の設定や、フェアトレードプレミアムの他に、フェアトレードは農業団体がビジネスをする上で必要なトレーニングを提供しています。コートジボワールではフェアトレードがワークショップのトレーニングを開催し、農家がより利益を得られるようなトレーダーとの契約の交渉の仕方についての講習をしました。(Fairtrade Foundationより一部抜粋)

cacao and drink

では私たちにできることは何でしょうか?できることの一つは、次にチョコレートを買う時にフェアトレードチョコレートを選ぶことです。より多くの人がフェアトレード製品を選べば、少しずつ世界が変わっていくと思っています。